体の中心を通っている背骨は骨が積み重なってできている骨で24個もあります。それぞれの骨の間にあってクッションの役割をしているのが椎間板といいます。この椎間板が本来の位置からはみ出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを発生させます。これが椎間板ヘルニアです。交通事故において椎間板ヘルニアを発症することがあります。通常は加齢や長期間腰に負担をかけることで発症します。しかし、まれに交通事故の衝撃で頚椎の椎間板が飛び出してヘルニアを生じることがあります。頚椎椎間板ヘルニアを発症すると、首から肩・背中の痛みやしびれといった症状が出ます。しびれは指先まで感じることもあります。単に筋肉を損傷しただけでなく骨の中にまでダメージを受けているわけです。交通事故後から手のしびれを感じた時はヘルニアが疑われます。ヘルニアの診断はMRI検査等を行って詳しく調べる必要があるため、交通事故後、しびれを感じた場合はすぐに整形外科医に申し出ましょう。また、ヘルニアは首だけでなく腰から下に症状が出る事もあります。痛みはもちろんの事、足がしびれたり、重だるく感じたりします。

交通事故によるヘルニアの診断について

実は交通事故によってヘルニアが発症したと診断される例は少ないです。なぜかというと以前からヘルニアがある場合が多く、事故によるものと証明ができないからです。以前からヘルニアの診断をされていた場合は認められません。その場合、ヘルニアが悪化して症状がひどくなりますので早期の施術が必要です。

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